あなたの愛に包まれて
「つぎはいつくる?」
帰る時間になり匡祐と千晃が席を立つと力が匡祐の手を離さなかった。
「すぐにくるよ。毎日メールもするから、看護師さんの話をよくきいてお利口にしてろよ?」
「いやだ。いかないでほしい。」
「力、兄ちゃんも仕事頑張るからさ。」
力の切ない表情に匡祐も心が痛む。
「次くるときは新しい和紙プレゼントに持ってくるよ」
「ほんと?」
「約束。」
匡祐が手を出すと力は小指を絡める。
指切りげんまん。
なんとか手を離した力は匡祐になにやら内緒話をする。
匡祐が体をかがめて力の話を聞く。
話が終わると匡祐は千晃を見て微笑んだ。
「?」
千晃が何のことかわからないという表情をしていると
「千晃さんにもまた来てほしいって。」
匡祐が力の言葉を代弁した。
帰る時間になり匡祐と千晃が席を立つと力が匡祐の手を離さなかった。
「すぐにくるよ。毎日メールもするから、看護師さんの話をよくきいてお利口にしてろよ?」
「いやだ。いかないでほしい。」
「力、兄ちゃんも仕事頑張るからさ。」
力の切ない表情に匡祐も心が痛む。
「次くるときは新しい和紙プレゼントに持ってくるよ」
「ほんと?」
「約束。」
匡祐が手を出すと力は小指を絡める。
指切りげんまん。
なんとか手を離した力は匡祐になにやら内緒話をする。
匡祐が体をかがめて力の話を聞く。
話が終わると匡祐は千晃を見て微笑んだ。
「?」
千晃が何のことかわからないという表情をしていると
「千晃さんにもまた来てほしいって。」
匡祐が力の言葉を代弁した。