あなたの愛に包まれて
ねぇ、匡祐。
私はあの日食べたハンバーガーの味を一生忘れないと思う。

だってあまりにもおいしくて、あまりにも温かかったから。

今は何を食べても味を感じなくなったのに。
あの時のハンバーガーの味だけは鮮明に思い出せるの。

時々あのハンバーガーショップのハンバーガーを食べるけど、味がすっかり変わってしまった。

あの日あんなに温かったハンバーガーも、今は冷たく感じてしまう。


ねぇ、匡祐。
また一緒にハンバーガー食べたいな。
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