I love you and world!
柚が声を小さくして訊ねる。私はこくりと頷いた。
四月、私は部活紹介を見てバレーボール部に入ろうと思っていた。でも、私が入ることを知って男子たちが男子バレーボール部に集結。バレーボール部に入らなくても、「マネージャーやらない?」などと声をかけられ部活を選ぶどころではなくなってしまった。
だから九月になった今でも、私は帰宅部だ。でも本当は、何かの部活に入りたい。
「実はね、「アニメ同好会」っていうのを作ったんだ。私以外三人が男子だけど、口が固いし梓が入ってるなんて言わない。だから、よかったら入らない?」
「でも、大丈夫かな……」
「大丈夫!アニメ見たり、お喋りをするだけだからさ!」
柚に何度も誘われ、私は見学をとりあえずしてみることになった。
放課後、話しかけてくる男子を適当にあしらい、私はこっそり北校舎へと向かう。北校舎の使われていない美術室がアニメ同好会の部室だ。
「失礼します」
そう言って私が部屋に入ると、そこには柚も含めて四人がいて、夢のような光景が広がっていた。
四月、私は部活紹介を見てバレーボール部に入ろうと思っていた。でも、私が入ることを知って男子たちが男子バレーボール部に集結。バレーボール部に入らなくても、「マネージャーやらない?」などと声をかけられ部活を選ぶどころではなくなってしまった。
だから九月になった今でも、私は帰宅部だ。でも本当は、何かの部活に入りたい。
「実はね、「アニメ同好会」っていうのを作ったんだ。私以外三人が男子だけど、口が固いし梓が入ってるなんて言わない。だから、よかったら入らない?」
「でも、大丈夫かな……」
「大丈夫!アニメ見たり、お喋りをするだけだからさ!」
柚に何度も誘われ、私は見学をとりあえずしてみることになった。
放課後、話しかけてくる男子を適当にあしらい、私はこっそり北校舎へと向かう。北校舎の使われていない美術室がアニメ同好会の部室だ。
「失礼します」
そう言って私が部屋に入ると、そこには柚も含めて四人がいて、夢のような光景が広がっていた。