I love you and world!
部屋中にヘタリアのキャラクターの絵が描かれた紙が飾られている。小さなテレビが置かれ、棚にはヘタリアだけでなく様々なアニメが並べられていた。
「……すごい……」
「当たり前だよ?だって、お姫様の好きなものくらい知っておかないとね」
私が呟くと、男子にしては長い明るい髪を持った男子がゆっくりと近づいてくる。そして、私の手を優しく取った。触らないで、拒絶感しかない。
「俺は玉井煌(たまいこう)。よろしくね、梓ちゃん」
玉井はそう言ってウインクをする。こういうキザなところはフランスさんみたいだ。多分、普通の女子だったら一瞬で胸を高鳴らせるだろう。
でも、私は「よろしく」と素っ気なく言う。リアルの男は嫌いなの。
「あ、えっと……よろしくね!僕は前川揚羽(まえがわあげは)」
切り揃えられた髪の毛をいじり、恥ずかしそうにうつむきながら前川が自己紹介する。大人しいところや見た目はどこか日本さんに似てるわね……。
「……すごい……」
「当たり前だよ?だって、お姫様の好きなものくらい知っておかないとね」
私が呟くと、男子にしては長い明るい髪を持った男子がゆっくりと近づいてくる。そして、私の手を優しく取った。触らないで、拒絶感しかない。
「俺は玉井煌(たまいこう)。よろしくね、梓ちゃん」
玉井はそう言ってウインクをする。こういうキザなところはフランスさんみたいだ。多分、普通の女子だったら一瞬で胸を高鳴らせるだろう。
でも、私は「よろしく」と素っ気なく言う。リアルの男は嫌いなの。
「あ、えっと……よろしくね!僕は前川揚羽(まえがわあげは)」
切り揃えられた髪の毛をいじり、恥ずかしそうにうつむきながら前川が自己紹介する。大人しいところや見た目はどこか日本さんに似てるわね……。