25年目のI love you~やっぱり一緒に・・・②~
「許せるわけないんだよ、忘れられるわけないんだよ。だって、裏切っちゃったから、裏切られちゃったから。元になんて戻れるわけない。これからだって、私、あなたのこと、絶対に許せない。あなただって、きっとそう。事あるごとに、思い出して、苦しくなって、相手を疑って・・・多分それはもう、どうしようもないんだよ。」
「・・・。」
「あなたを信じられない、そして逆にあなたからの信頼も失ってしまった。だから私達は別れたんだよね。別れるしかなかった、もうどうしようもないんだから。そう納得したはずなのに・・・。」
「・・・。」
「この1ヶ月、改めてずっと考えてた。考えて、考えて・・・それでやっと気付いたの。自分の本当の気持ちに。」
そこで、私は隆司さんを真っすぐに見た。そして一つ大きく息をすると言った。
「それでも私はやっぱり、あなたと一緒にいたいんだって。」
「朱美・・・。」
その瞬間、息を呑んだように私を見つめる隆司さん。
「私はあなたを愛してる。私には、あなたが必要なの。一緒にいて、味わう苦しみより、あなたを失って味わう辛さの方が、どんなに大きいか、私はこの4ヶ月で思い知った。だから・・・私は決めたの。もう一度、あなたを信じようって。私はやっぱり、あなたと夫婦でいたい。こんな言葉で言うほど、簡単じゃないんだよ、きっと。それはわかってる。でも、あなたと乗り越えたいの、ううん、あなたとなら、きっと乗り越えられる。ずっと一緒にいたいの。だから・・・。」
「朱美。」
「えっ?」
「もう、いいよ。」
なぜかそう言って私の言葉を、遮る隆司さん。
「隆司さん・・・。」
一番肝心な言葉を遮られて、戸惑う私に
「ちょっといいか?」
「えっ?」
「一緒に、行きたい所がある。」
そう言って立ち上がった隆司さんは、あっけにとられる私の手を引いて、リビングを出た。
「・・・。」
「あなたを信じられない、そして逆にあなたからの信頼も失ってしまった。だから私達は別れたんだよね。別れるしかなかった、もうどうしようもないんだから。そう納得したはずなのに・・・。」
「・・・。」
「この1ヶ月、改めてずっと考えてた。考えて、考えて・・・それでやっと気付いたの。自分の本当の気持ちに。」
そこで、私は隆司さんを真っすぐに見た。そして一つ大きく息をすると言った。
「それでも私はやっぱり、あなたと一緒にいたいんだって。」
「朱美・・・。」
その瞬間、息を呑んだように私を見つめる隆司さん。
「私はあなたを愛してる。私には、あなたが必要なの。一緒にいて、味わう苦しみより、あなたを失って味わう辛さの方が、どんなに大きいか、私はこの4ヶ月で思い知った。だから・・・私は決めたの。もう一度、あなたを信じようって。私はやっぱり、あなたと夫婦でいたい。こんな言葉で言うほど、簡単じゃないんだよ、きっと。それはわかってる。でも、あなたと乗り越えたいの、ううん、あなたとなら、きっと乗り越えられる。ずっと一緒にいたいの。だから・・・。」
「朱美。」
「えっ?」
「もう、いいよ。」
なぜかそう言って私の言葉を、遮る隆司さん。
「隆司さん・・・。」
一番肝心な言葉を遮られて、戸惑う私に
「ちょっといいか?」
「えっ?」
「一緒に、行きたい所がある。」
そう言って立ち上がった隆司さんは、あっけにとられる私の手を引いて、リビングを出た。