25年目のI love you~やっぱり一緒に・・・②~
私達が玄関に入ると、まるで子供の時のように、次男がリビングから飛び出して来た。
「ただいま。」
「お帰り・・・母さん、お帰りでいいんだよな?」
「うん。」
私が頷くと、それまで少し不安そうだった次男の顔が、パッと明るくなった。
「よし!」
そう言ってガッツポ-ズしている次男に
「清司、いろいろ心配かけてごめんね。でもお陰様で、お父さんから、戻って来ていいって、許可をいただいたんで。」
と言うと
「おい、人聞き悪いことを言うなよ。それじゃまるで俺がお母さんを追い出したみたいじゃないか。」
と隆司さんは慌てるけど
「まぁまぁ、もうそんなのどうでもいいじゃないか。さ、入って、入って。」
と、次男は本当に嬉しそうに、私をリビングに引っ張って行く。
そして、リビングに入って行くと
「あれ?早いお帰りで。てっきり久しぶりに、しっぽりお楽しみの後のお帰りかと思ってたのに。あ、これからここでってことか、こりゃ、お邪魔しちゃったかな。」
と昭和のオヤジかというような、下品な冷やかしを口にして、ニヤニヤ顔の長男が。
「あんた、何それ、どうしたの?」
そんな長男に、思わず突っ込んでしまったのは、正司の前には、大きな桶にびっしりと並んだ美味しそうなお寿司があったから。
「兄貴が自信満々にさ、『不肖の親達も、やっと元サヤに収まったから、今夜はお祝い。っていうか、頑張った俺にご褒美。』とか言って、勝手に出前頼んだんだよ。」
ちょっと不肖の親って、何よ・・・って言えないけどさ。でもこのお寿司、いくらするの?
「でも、俺の言った通りだろ?当然、父さんと母さんの奢りだからね。清司、お前も早く食えよ、やっぱりうまいな、ここの寿司は。」
とすっかりご満悦の長男を、あっけにとられて見ていたけど
「ねぇ、正司・・・。」
「お前、彩乃さんはどうしたんだ?」
「もちろん、ちゃんと送って来たよ。あっ、2人によろしくって、いい子だろ?」
と言いながら、長男の箸は止まらない。
「ただいま。」
「お帰り・・・母さん、お帰りでいいんだよな?」
「うん。」
私が頷くと、それまで少し不安そうだった次男の顔が、パッと明るくなった。
「よし!」
そう言ってガッツポ-ズしている次男に
「清司、いろいろ心配かけてごめんね。でもお陰様で、お父さんから、戻って来ていいって、許可をいただいたんで。」
と言うと
「おい、人聞き悪いことを言うなよ。それじゃまるで俺がお母さんを追い出したみたいじゃないか。」
と隆司さんは慌てるけど
「まぁまぁ、もうそんなのどうでもいいじゃないか。さ、入って、入って。」
と、次男は本当に嬉しそうに、私をリビングに引っ張って行く。
そして、リビングに入って行くと
「あれ?早いお帰りで。てっきり久しぶりに、しっぽりお楽しみの後のお帰りかと思ってたのに。あ、これからここでってことか、こりゃ、お邪魔しちゃったかな。」
と昭和のオヤジかというような、下品な冷やかしを口にして、ニヤニヤ顔の長男が。
「あんた、何それ、どうしたの?」
そんな長男に、思わず突っ込んでしまったのは、正司の前には、大きな桶にびっしりと並んだ美味しそうなお寿司があったから。
「兄貴が自信満々にさ、『不肖の親達も、やっと元サヤに収まったから、今夜はお祝い。っていうか、頑張った俺にご褒美。』とか言って、勝手に出前頼んだんだよ。」
ちょっと不肖の親って、何よ・・・って言えないけどさ。でもこのお寿司、いくらするの?
「でも、俺の言った通りだろ?当然、父さんと母さんの奢りだからね。清司、お前も早く食えよ、やっぱりうまいな、ここの寿司は。」
とすっかりご満悦の長男を、あっけにとられて見ていたけど
「ねぇ、正司・・・。」
「お前、彩乃さんはどうしたんだ?」
「もちろん、ちゃんと送って来たよ。あっ、2人によろしくって、いい子だろ?」
と言いながら、長男の箸は止まらない。