25年目のI love you~やっぱり一緒に・・・②~
それから、俺と穂乃果の許されない関係が始まった。
一線を越え、一緒に朝を迎えた俺達は、そのままオフィスに向かった。さすがに同伴出勤はまずいから、少し時間はずらしたが、それでも昨日と同じ服装では、見る人が見れば、モロバレだった。が、たまたまその日、ウチの課で土曜出勤したのが、俺達だけだったので、事なきを得た。
仕事はちゃんとこなしたが、それでも2人きりのオフィスで、昨夜の余韻たっぷりの俺達が、どんな雰囲気だったかは、ご想像の通り。
結局、2人掛かりだったこともあり、昼過ぎには全て仕事は片付いた。昼食はあえて一緒に摂らず
「今日はありがとう。また来週な。」
「はい。」
見つめ合って、そんな言葉を交わしたあと、名残を惜しむかのように、誰もいないオフィスで、熱いくちづけを交わした俺達は、お互い帰宅の途に付いた。
家に帰ると、ヤンチャ坊主2人がぴょんぴょん飛び跳ねて、俺を出迎えてくれ、その後ろで妻が
「パパ、お帰り〜。今日は早めに帰って来られて良かったね。」
と満面の笑み。途端に昨夜からの自分に自己嫌悪と激しい罪悪感を覚える。
「パパ〜、この間のゲーム、一緒にやろうよ。今度は僕、負けないよ。」
「あ、お兄ちゃん、ズルいよ。今度は僕がパパとバトルする番だよ。」
「2人とも、気持ちはわかるけど、パパはお仕事から帰って来て、疲れてるし、お腹も空いてるんだから、後にしなさい。」
俺が帰って来ただけで、こんなに嬉しそうな家族の姿を目の当たりにし、俺は愛する妻と子に、心の中で詫び、もう2度と過ちを犯すまいと誓った。
だけど・・・俺は弱くて愚かな人間だった。一度かじった禁断の果実の味を忘れることが、出来なかったんだ。
一線を越え、一緒に朝を迎えた俺達は、そのままオフィスに向かった。さすがに同伴出勤はまずいから、少し時間はずらしたが、それでも昨日と同じ服装では、見る人が見れば、モロバレだった。が、たまたまその日、ウチの課で土曜出勤したのが、俺達だけだったので、事なきを得た。
仕事はちゃんとこなしたが、それでも2人きりのオフィスで、昨夜の余韻たっぷりの俺達が、どんな雰囲気だったかは、ご想像の通り。
結局、2人掛かりだったこともあり、昼過ぎには全て仕事は片付いた。昼食はあえて一緒に摂らず
「今日はありがとう。また来週な。」
「はい。」
見つめ合って、そんな言葉を交わしたあと、名残を惜しむかのように、誰もいないオフィスで、熱いくちづけを交わした俺達は、お互い帰宅の途に付いた。
家に帰ると、ヤンチャ坊主2人がぴょんぴょん飛び跳ねて、俺を出迎えてくれ、その後ろで妻が
「パパ、お帰り〜。今日は早めに帰って来られて良かったね。」
と満面の笑み。途端に昨夜からの自分に自己嫌悪と激しい罪悪感を覚える。
「パパ〜、この間のゲーム、一緒にやろうよ。今度は僕、負けないよ。」
「あ、お兄ちゃん、ズルいよ。今度は僕がパパとバトルする番だよ。」
「2人とも、気持ちはわかるけど、パパはお仕事から帰って来て、疲れてるし、お腹も空いてるんだから、後にしなさい。」
俺が帰って来ただけで、こんなに嬉しそうな家族の姿を目の当たりにし、俺は愛する妻と子に、心の中で詫び、もう2度と過ちを犯すまいと誓った。
だけど・・・俺は弱くて愚かな人間だった。一度かじった禁断の果実の味を忘れることが、出来なかったんだ。