25年目のI love you~やっぱり一緒に・・・②~
「本当に初めてだったよね。」
「えっ?」
「結婚してから、ううん、付き合い始めてから。1週間も顔を合わせない、声も聞かなかったって。」
「そうか、そうだよな・・・。」
私の言葉に夫は頷く。
「どんな感じがした?」
「不思議な気がした。お前が子供達連れて、里帰りして、何日か1人ってことはあったけど、その時もメールとかはしてたしな。正直、寂しいと思ったし、いかにお前に甘えて暮らして来たのかを思い知ったよ。」
苦笑混じりに答える夫。
「お前はどうだったんだ?」
逆に夫から尋ねられて
「寂しかったよ。声聞きたいなぁ、会いたいなぁって思ってた。自分が言い出したことなのに、後悔してた。やっぱり無理って、電話来ないかな、迎えに来てくれないかなって。でも・・・実は変なことも考えてた。」
「変なこと?」
「あなたは・・・喜んでるんじゃないかって。」
「えっ?」
「私から解放されて、心置きなく・・・女性と、あの人と久しぶりに会ってるんじゃないかって。」
「朱美・・・。」
「母さん。」
そんな言葉を発した私を、夫も次男も驚きの表情で見る。
「自分でも馬鹿なこと考えてる、言ってるってわかってる。だって15年も前の話だもんね、とっくに音信不通だよね。わかってるんだよ・・・そんなことあり得ないって。でも・・・。」
そこで、私は夫の顔をじっと見て、そして言った。
「ひょっとしたら・・・そう思っちゃった。その人じゃなくても、実は親しい人がいて、心置きなく会ってるんじゃないかって。そんな不安が湧いて来るのを抑えられなかったんだよ!」
訴えるように、そう言った私。夫も次男も、そんな私を言葉を失ったように見つめている。
「えっ?」
「結婚してから、ううん、付き合い始めてから。1週間も顔を合わせない、声も聞かなかったって。」
「そうか、そうだよな・・・。」
私の言葉に夫は頷く。
「どんな感じがした?」
「不思議な気がした。お前が子供達連れて、里帰りして、何日か1人ってことはあったけど、その時もメールとかはしてたしな。正直、寂しいと思ったし、いかにお前に甘えて暮らして来たのかを思い知ったよ。」
苦笑混じりに答える夫。
「お前はどうだったんだ?」
逆に夫から尋ねられて
「寂しかったよ。声聞きたいなぁ、会いたいなぁって思ってた。自分が言い出したことなのに、後悔してた。やっぱり無理って、電話来ないかな、迎えに来てくれないかなって。でも・・・実は変なことも考えてた。」
「変なこと?」
「あなたは・・・喜んでるんじゃないかって。」
「えっ?」
「私から解放されて、心置きなく・・・女性と、あの人と久しぶりに会ってるんじゃないかって。」
「朱美・・・。」
「母さん。」
そんな言葉を発した私を、夫も次男も驚きの表情で見る。
「自分でも馬鹿なこと考えてる、言ってるってわかってる。だって15年も前の話だもんね、とっくに音信不通だよね。わかってるんだよ・・・そんなことあり得ないって。でも・・・。」
そこで、私は夫の顔をじっと見て、そして言った。
「ひょっとしたら・・・そう思っちゃった。その人じゃなくても、実は親しい人がいて、心置きなく会ってるんじゃないかって。そんな不安が湧いて来るのを抑えられなかったんだよ!」
訴えるように、そう言った私。夫も次男も、そんな私を言葉を失ったように見つめている。