守る理由。
不思議な場所
『…何でこうなった。』
その後三人で一緒にこのビルに入ったはずなのに、何故僕は一人になったのか。
もっと言えば、何故瞬間移動なんてしたのか。
…もう頭を抱える以外の方法が思い浮かばず、その場で頭を抱える。
…そもそも、瞬間移動出来るなんて…僕は人じゃないのか?
…いや人だよ、驚くくらい人だよ、それ以外の何者でもないよ。
一人ノリツッコミほど痛いものはないと自覚していながらも、今ツッコんでくれる人は居ない。
というか元々あの二人両方僕が疲れるくらいにはボケだからツッコミって僕担当だったりする。
あれ、何か目から水が出てきたような気がするなぁ、どうしたんだろう。
『…いやほんと、そろそろ痛いからやめようよ、僕…。』
…ていうか、あの二人今何処に居るんだ。