守る理由。
某探偵アニメに登場する怪盗が盗みそうなくらいに綺麗だな…なんて思いながら見つめていると、
〈何だ貴様…〉
後ろから、そんな声が聞こえてくる。
『…え、』
それは、さっき通った“何か”で。
僕を睨みつけているその何か”。
ああ、詰んだ…。
そんなことを呑気に考えている僕の頭は、平凡なのか平凡じゃないのか、自分でも分からなくなって来てしまう。
『あ、あのこれは…その…』
ヤバイ、確実にヤバイ。