守る理由。
『それより取り敢えず…煌くんと璃奈さん探そう。』
考えても分からない、どうしようもないことを考えるより、それが良いと思った僕はそう呟いてから歩き始める。
本当にあの二人はどこへ行っちゃったのかなぁ。
そう考えながら歩くこと10分程度。
さっき居た場所から少し遠めなところで、二人は見つかった。
璃奈「…うん、」
あ、璃奈さんだ。
そう思って足を進め…止めてしまう。
止めてしまうのも仕方がないだろう。
…二人は何故か、僕と“因縁”のある人達と、一緒に居たのだから。
どうして…
よく分からない内に、彼らは話を始めた。
…そして僕は、聞くべきでない彼らの話を聞いてしまう。