守る理由。
蒼司「五つ目…精霊界。別名を妖精界とも言う。名前から分かる通り、精霊や妖精の住む世界だ。精霊や妖精は、平和を好むものもいれば争いを好むものもいる…まあそれは人や悪魔、それ以外も変わらないのだがな…。」



…精霊界…妖精界。

精霊や妖精なども、ある程度は調べていたから分かりはする。

だが、本当にいると言われれば…驚き以外のことはない。



蒼司「六つ目…死神界。…これは世界というべきか…一応言っておくか。死神達の住まう世界だな。…死神の頂点に君臨するとある死神が、自らの生きやすい世界を作り…それが死神界になったのだとか。」



死神界なんて某死神が出てくるデス系アニメでしか存在しないと思っていたのだが、そうではないらしい。

まさかそんなものが存在するなんて…。



…ってか、世界多すぎない?いくつあるのさ…。




蒼司「そして…天界。神や天使の住まう世界。…天国、とやらではないがな…それは人幻界の一部に過ぎない。天界は、全てを統べる天神を始めとした神々や天使達が存在する場所だ。」



…天国は、天界ではなかった。

それに驚きながらも、頭の中を少しずつ自分のペースで整えていく。



…なるほど、この世には七つの世界があるわけだね。



取り敢えず、ではあるがそれだけを理解し、彼の方を見る。

少し心配しているのか、目尻を軽く下げながら僕を見る彼は、何だか愛嬌があって可愛らしいな…と思った。



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