嵐を呼ぶ噂の学園④ 真冬でもあったかいのは愛です!編
「波琉くんは、今後どうするつもり?」
「オレはこのまま汐泉と付き合い続ける」
「本当にそれでいいの?」
「いいも何も、オレは汐泉のことが好きなんだから当たり前だ」
赤星がふ~んと鼻を鳴らす。
「そう言い切れる自信はどこにある?」
「自信?」
赤星が一体何を言おうとしているのかさっぱり分からない。
...なんつうのは、ウソか。
赤星には全てお見通しか。
「波琉くんは、100パーセント真砂さんを愛していて、真砂さん以外あり得なくて、真砂さんのことしか眼中になくて今後もずっと一緒にいたいし、世界中の誰よりも真砂さんを幸せにしたいって思ってないでしょう?」
オレも赤星も何も言わず、しばらく沈黙が続く。
昼時だから、人がたくさんいてどこら中から声が聞こえてくる。
どの声も明るくて楽しそうで、オレの荒んだ心がうまく混ざり合わずに、マーブル状の空気に包まれていた。
やがて赤星が沈黙を破った。
その破片がオレの心に突き刺さる。
「波琉くんは俺みたいになっちゃいけないよ」
「赤星...」
「俺は散々女遊びしてきたからこういう展開になっても自業自得だって諦めがつく。でも君は違う。君は女の子とも自分の心ともちゃんと向き合って、ちゃんと本当に大切な人を見つけて愛して幸せにしてほしい。それに、波琉くん自身も幸せになってもらいたい」
赤星の目元から一筋の涙がこぼれ落ちた。
「答えは波琉くんの中にしかない。よく心の声を聞いて、その声に従って。そうすれば...正しい未来が待っているはずだから」
「オレはこのまま汐泉と付き合い続ける」
「本当にそれでいいの?」
「いいも何も、オレは汐泉のことが好きなんだから当たり前だ」
赤星がふ~んと鼻を鳴らす。
「そう言い切れる自信はどこにある?」
「自信?」
赤星が一体何を言おうとしているのかさっぱり分からない。
...なんつうのは、ウソか。
赤星には全てお見通しか。
「波琉くんは、100パーセント真砂さんを愛していて、真砂さん以外あり得なくて、真砂さんのことしか眼中になくて今後もずっと一緒にいたいし、世界中の誰よりも真砂さんを幸せにしたいって思ってないでしょう?」
オレも赤星も何も言わず、しばらく沈黙が続く。
昼時だから、人がたくさんいてどこら中から声が聞こえてくる。
どの声も明るくて楽しそうで、オレの荒んだ心がうまく混ざり合わずに、マーブル状の空気に包まれていた。
やがて赤星が沈黙を破った。
その破片がオレの心に突き刺さる。
「波琉くんは俺みたいになっちゃいけないよ」
「赤星...」
「俺は散々女遊びしてきたからこういう展開になっても自業自得だって諦めがつく。でも君は違う。君は女の子とも自分の心ともちゃんと向き合って、ちゃんと本当に大切な人を見つけて愛して幸せにしてほしい。それに、波琉くん自身も幸せになってもらいたい」
赤星の目元から一筋の涙がこぼれ落ちた。
「答えは波琉くんの中にしかない。よく心の声を聞いて、その声に従って。そうすれば...正しい未来が待っているはずだから」