2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~
『他の子はわかんないけど、私とは会わないって…って言うか、あんな奴、こっちがフッたんだけどね。とにかく、あなたも早く忘れた方がいいよ。新しい恋しなよ。じゃあね、元気で』


手を振りながら去って行った。


すごいな…


新しい彼氏が出来て、本当に幸せそうだった。


柊君への未練は、もう、ないのかな…


新しい恋…か。


私にも…出来るのかな…?


だけど、柊君のことを聞いて、ちょっとびっくりしたな…


今は…仕事だけって…


本当に、他の人とは、誰とも会ってないって言うの?


本当のところは…私にはわからないけど…


私、いつまで経っても、気付けば柊君のこと考えてる。


さっきの彼女みたいに、柊君のことを、忘れたって言える時が来るのかな…


もう、今は考えるのはやめよう。


せっかく可愛いパジャマを買いに来たんだから、買い物モードに切り替えないとね。


柊君とお付き合いしてた時は、2人で買ったパジャマを、いつでも泊まれるように、柊君の部屋に置いたままにしてた。
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