2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~
兄弟の優しい時間
夜になって、仕事を終えた私達は、車で樹さんを迎えに行った。
3人での食事は、柊君が好きな和食にすることにした。
アメリカ帰りの樹さんにも日本食をとの、優しい気遣いでもあった。
和食料理店の個室に案内された私達は、靴を脱いで、お座敷に上がった。
奥に柊君と私が、手前に樹さんが座った。
何でも注文していいよって、柊君が言うと、樹さんがいろいろ頼んでくれた。
『今日は柊のおごり?』
樹さんが、言う。
『もちろん』
柊君が、答える。
『柊、日本酒、飲む?』
『いや、僕は運転があるから。樹は久しぶりだろ、日本酒。飲んだらいいよ』
その言葉に、樹さんは、私の方を見て言った。
『柚葉、お前運転出来ないのか?』
え!!
樹さん、今、私を呼び捨てにした?
いきなりでびっくり…
そのフランクさは、5年間アメリカにいたせいなの?
3人での食事は、柊君が好きな和食にすることにした。
アメリカ帰りの樹さんにも日本食をとの、優しい気遣いでもあった。
和食料理店の個室に案内された私達は、靴を脱いで、お座敷に上がった。
奥に柊君と私が、手前に樹さんが座った。
何でも注文していいよって、柊君が言うと、樹さんがいろいろ頼んでくれた。
『今日は柊のおごり?』
樹さんが、言う。
『もちろん』
柊君が、答える。
『柊、日本酒、飲む?』
『いや、僕は運転があるから。樹は久しぶりだろ、日本酒。飲んだらいいよ』
その言葉に、樹さんは、私の方を見て言った。
『柚葉、お前運転出来ないのか?』
え!!
樹さん、今、私を呼び捨てにした?
いきなりでびっくり…
そのフランクさは、5年間アメリカにいたせいなの?