2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~
だって、私は…


柊君が社長を務める会社に入社した時から…


ずっと…


片思いしてたから…


だから、本当に信じられなかった。


大好きな柊君に告白されて、戸惑いながらも…OKしたんだ。


「…こんな私で良ければ、よろしくお願いします」って。


そう言ったら、柊君は、恥ずかしそうにニコッと笑ってくれた。


「ありがとう…良かった…僕は、柚葉ちゃんとずっと一緒にいたいんだ。これから、ずっと側にいてくれる?」


夢みたいだった。


私は照れながら、またうなづいた。


2人の笑顔の向こう側に見えるクリスマスツリーは、まるで私達の未来を祝福してくれているかのように、さらに輝きを増した。


人目もはばからず、柊君は私を抱きしめてくれて…


すごく恥ずかしかったけど…


でも、柊君の腕の中はとっても温かくて、ずっとこのままでいたいって思った。
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