2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~
突然の誘いに驚いた。


『本当?嬉しい』


デートって言う響きが、すごく照れる。


柊君とは、忙しい合間を縫って、時々デートはしてるけど、いつまで経っても、毎回ドキドキするんだ。


『ほら、僕の部屋のカーテンとか替えようって言ってたし、一緒に暮らすのに、他に揃えたい物もあるしね』


『うん、そうだね、買い物したい』


一緒に暮らす…


その表現でさえも、ドキドキする。


大好きな柊君と…これから毎日ずっと一緒にいられるんだ。


『あと、映画も観ようよ。観たいのがあるんだ。その後は、食事して…そうだな、久しぶりに夜景でも見ようか』


嬉しい。


夜景かぁ…


何度か柊君と2人で見た。


久しぶりだな…


『連れてって欲しい…あの景色、また見れるの嬉しいな』


『そうだね。寒いから暖かくして見よう。今の季節、空気が澄み切って、きっと、すごく綺麗だと思うよ。晴れたらいいね』
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