キミの隣で…
見た目とは違ってサバサバした性格の女の子。
「いやぁ。さっきのバトルは見入ったね!圭一郎君もたじたじだったし」
「ケイイチロウ?」
「あれ?さっきの男の子だよ。知り合いじゃなかったの?」
首を傾げるヒナちゃん。
あぁ、アイツ、圭一郎って名前だったっけ?
「知らないよ。廊下でたまたま会っただけ」
あ~
思い出しただけでイライラしてくる。
ヒナちゃんを見ると、目をまん丸にしている。
と思ったら急にプッと吹き出して大笑い。
いちよう、今入学式なんだけど…。
「おもしろーっ!!たんぽほちゃん最高だねっ!!」
肩をバシバシと叩いてくる。