キミの隣で…
「ちょっとちょっと~!!佐藤美和か塩美和か知らないけどね。総悟くんに近付くなんて、このヒナが許さないんだから!」
頬をプゥと膨らまし、横っ腹に手を当てながらヒナちゃんが現れた。
ヒナちゃんには総悟と付き合っていることを言っていた。
ってかバレた。
ヒナちゃん曰わく、あたしを見てたらわかるんだって。
そんなこと言われたら恥ずかしいじゃんねぇ。
「なんであんたなんかに…」
「み、美和っ!!お前なにしよるねん!!」
修羅場の雰囲気になってしまった瞬間、良いタイミングで圭一郎が現れたのだ。