キミの隣で…
「お前、早よ帰るぞ!」
総悟の腕に絡んでいた腕を無理やりはがし、圭一郎は佐藤美和を引っ張っていく。
「えぇ~!?あ~ぁ。じゃあバイバーイ総悟くん~。待たね~」
もう二度と来るなっ!!
圭一郎に引っ張られて行く佐藤美和に、ヒナちゃんはベェっと舌を出していた。
「あれは強敵だよ~。総悟くん気を付けないとね」
総悟はヒナちゃんを見て、誰?って顔丸出しでこっちを見た。
でも、そのことは帰りに話すとしよう。
ヒナちゃんが来てくれて良かったけど…。
明日からこんな日が続くのっ!!?
あたし……
もつかな…………。