キミの隣で…



「だから。たんぽぽは心配しなくていいから宮根と話してこいよ」


「う、うん」



……うん?
どうして朋子と会うってわかったの?


総悟を見ると、ニッコリ笑って手をヒラヒラと振っている。


さすがだ…。
総悟はあたしのこと、何でもお見通しなんだ。

嬉しくて嬉しくて
思わずにやけちゃって。



「あれ?たんぽぽちゃんにやけちゃって~!どうしたの?」


途中廊下で会ったヒナちゃんに笑われてしまったくらい。







待ち合わせの場所はあたし達の学校の隣の駅。

朋子の学校がある駅にしていた。



あたしが駅についた時にはもう朋子は待っていた。


「と、朋子~っ!!」





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