キミの隣で…
抱きつこうとしたあたしの頭に手を当ててきたので、動けなくなってしまった。
「はいはい。良いから行くよ」
こうゆうところ、変わってない。
こうゆうムカつくところ、朋子だぁー。
とりあえず近くのファミレスに入って、今のあたしの周りの話をした。
「ふーん。やっぱりモテるのね。総悟くんて」
ドリンクバーを頼む朋子を、あたしはジィッと見ていた。
こんなこと言ったら変態オヤジ発言みたいだけど…。
久しぶりっ!ってほど会ってない訳じゃないけど、朋子の学校の制服姿を見るのは初めてだった。
やっぱ、あたしにはわからない朋子には朋子の新しい生活があるんだなって思ったら寂しい。