キミの隣で…



「お前大丈夫か?」


多分真っ赤になっているだろうあたしの顔を覗いて総悟が首を傾げた。


「ぬぅえい!!!だ、大丈夫だし!!」


「お前、宮根がいねーとやっぱ駄目だなぁ」


ははは…と笑う総悟に、大丈夫だしっ!!と叫んだ。


あたしの小学生からの親友、朋子は違う高校に行く事になった。


まぁ仕方がないよね。
朋子頭えらいもん。


朋子が行く天才校と、あたし達が行く馬鹿校は1駅隣だけだから、すぐに会えるから寂しくないんだけどね。



「嘘つけ!!本当は寂しいくせに~」


ニヒッと笑いながら総悟が言った。




……か、可愛い………。
総悟可愛い………。



そう思ってしまうあたしって馬鹿…?








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