しあわせ食堂の異世界ご飯4
「……ああ。私とお前で考えた、サンドイッチ屋台のオープン日だろう?」
「そうです! ライナス様のお名前――ロスタンを大々的に銘打って、庶民向けに始めた屋台のオープン日です」
ライナスの答えを聞き、ルシオは大きく頷いた。
「なんだ……売り上げがよくなかったのか?」
アリアからもらった軽食を元に、絶対成功すると作り上げたサンドイッチ。失敗すると思っていなかったライナスは、途端に不安になる。
しかしルシオは、首を振って否定した。
「いいえ、私たちが始めたサンドイッチ屋台は大繁盛。売り上げも、目標の倍近く出ていると報告を受けています!」
「そうか……!」
ルシオから大成功だと聞き、ライナスはほっと胸を撫でおろす。
しかしそうすると、ルシオの言う大事件とはいったい何のことだろうか? ライナスには、思い当たることがない。
「それで、事件とはいったいなんだ?」
早く話せと、ライナスはルシオを急かす。
「……これです」
ルシオは静かに告げて、懐から紙包みを取り出した。
「……? なんだ、それは?」
「そうです! ライナス様のお名前――ロスタンを大々的に銘打って、庶民向けに始めた屋台のオープン日です」
ライナスの答えを聞き、ルシオは大きく頷いた。
「なんだ……売り上げがよくなかったのか?」
アリアからもらった軽食を元に、絶対成功すると作り上げたサンドイッチ。失敗すると思っていなかったライナスは、途端に不安になる。
しかしルシオは、首を振って否定した。
「いいえ、私たちが始めたサンドイッチ屋台は大繁盛。売り上げも、目標の倍近く出ていると報告を受けています!」
「そうか……!」
ルシオから大成功だと聞き、ライナスはほっと胸を撫でおろす。
しかしそうすると、ルシオの言う大事件とはいったい何のことだろうか? ライナスには、思い当たることがない。
「それで、事件とはいったいなんだ?」
早く話せと、ライナスはルシオを急かす。
「……これです」
ルシオは静かに告げて、懐から紙包みを取り出した。
「……? なんだ、それは?」