しあわせ食堂の異世界ご飯4
(前世は彼氏ができる前に死んじゃったし……)
料理が恋人でしたと言っても、過言ではないかもしれない。いや、さすがにそれは切なすぎるか……。
(でも、今の私にはリベルト陛下がいるし……!)
料理に恋に、かなり充実した転生ライフを送っていると言っていいのではないだろうか。
まあ、王女という多少面倒な立場もあるけれど。しかし、逆に言えばこれはアリアにとってラッキーであるとも言える。
だって、王族の権力を使って世界各地から食材や調味料を手に入れることができるのだから。
(……って、やりすぎたら謀反が起きそうだけど)
何事もほどほどに、謙虚に、と……アリアは自分を戒める。
あまり調子に乗っていたら、いつかどこかでとんでもないどんでん返しがくるかもしれない。
「アリアお姉さま、切り終わりました!」
「ありがとう、リズちゃん」
額にうっすら汗をかきながらも、リズが大量の玉ねぎを切ってくれた。途中からはカミルも手伝いに入っていたので、かなり早く終わったようだ。
「んじゃ、あとは俺の出番だな」
「うん。美味しいカレーをよろしくね、カミル」
「任せとけ!」
料理が恋人でしたと言っても、過言ではないかもしれない。いや、さすがにそれは切なすぎるか……。
(でも、今の私にはリベルト陛下がいるし……!)
料理に恋に、かなり充実した転生ライフを送っていると言っていいのではないだろうか。
まあ、王女という多少面倒な立場もあるけれど。しかし、逆に言えばこれはアリアにとってラッキーであるとも言える。
だって、王族の権力を使って世界各地から食材や調味料を手に入れることができるのだから。
(……って、やりすぎたら謀反が起きそうだけど)
何事もほどほどに、謙虚に、と……アリアは自分を戒める。
あまり調子に乗っていたら、いつかどこかでとんでもないどんでん返しがくるかもしれない。
「アリアお姉さま、切り終わりました!」
「ありがとう、リズちゃん」
額にうっすら汗をかきながらも、リズが大量の玉ねぎを切ってくれた。途中からはカミルも手伝いに入っていたので、かなり早く終わったようだ。
「んじゃ、あとは俺の出番だな」
「うん。美味しいカレーをよろしくね、カミル」
「任せとけ!」