しあわせ食堂の異世界ご飯4
開店している間はいつも満席、店の外では列が絶えないしあわせ食堂なのだが……なぜか今日はかなり落ち着いていた。
店内は満席だけれど、外に並んでいるお客さんはいない。
アリアがいる厨房はいつも通りだけれど、給仕をしているシャルルとエマは普段と違う様子にそわそわしていた。
シャルルは食器を下げているエマのところまで行き、こっそり声をかける。その内容は、もちろんお客さんが店の外で並んでいないことに関してだ。
「……もしかして、もうカレーに飽きられちゃったんでしょうか? アリアのカレーは世界一美味しいのに」
眉を下げて気落ちしているシャルルに、エマはどうしたものかと悩む。
気にしない方がいいと言いたいところだけれど、さすがにこの状況はおかしいとエマも思っているのだ。
「さすがに飽きられることはないだろうよ。うーん、ちょっと外を見てくるかね」
原因が何かあるのかもと、エマはシャルルに任せて外の様子を見に行く。もしかしたら、お客さんの少ない理由がわかるかもしれない。
「やっぱり今日は誰も並んでないねぇ……」
店内は満席だけれど、外に並んでいるお客さんはいない。
アリアがいる厨房はいつも通りだけれど、給仕をしているシャルルとエマは普段と違う様子にそわそわしていた。
シャルルは食器を下げているエマのところまで行き、こっそり声をかける。その内容は、もちろんお客さんが店の外で並んでいないことに関してだ。
「……もしかして、もうカレーに飽きられちゃったんでしょうか? アリアのカレーは世界一美味しいのに」
眉を下げて気落ちしているシャルルに、エマはどうしたものかと悩む。
気にしない方がいいと言いたいところだけれど、さすがにこの状況はおかしいとエマも思っているのだ。
「さすがに飽きられることはないだろうよ。うーん、ちょっと外を見てくるかね」
原因が何かあるのかもと、エマはシャルルに任せて外の様子を見に行く。もしかしたら、お客さんの少ない理由がわかるかもしれない。
「やっぱり今日は誰も並んでないねぇ……」