しあわせ食堂の異世界ご飯4
できることならば、最高の状態でカミルに後を継いでほしいし、これから先もずっとしあわせ食堂が街の人たちに愛される場所であってほしいと思う。
屋台ということもあり、十五分ほど並んだところで順番がやってきた。いったいあの包み紙には何が入っているのだと、エマは興味津々だ。
「いらっしゃいませ! サンドイッチ、ひとつ三〇〇レグになります。おいくつ必要ですか?」
「ここはサンドイッチのお店だったのかい。そうだね、四つお願いするよ」
「ありがとうございます、四つで一二〇〇レグになります!」
「はいよ」
アリアたちの分もお土産にしたいので、四つのサンドイッチを購入する。
店員の女の子は終始笑顔を絶やすことなく、とても愛想がいい。しっかり教育されていることがわかり、確かにこれだけでも女の子目当てに一定の人気は出そうだ。
エマは品物を受け取って、すぐに中身を確認してみる。
包みから出てきたのは、サンドイッチと言っていたが……見た目は『ハンバーガー』だった。
しかしこの世界には、ハンバーガーなんて存在していない。
「なんだい、これは……」
屋台ということもあり、十五分ほど並んだところで順番がやってきた。いったいあの包み紙には何が入っているのだと、エマは興味津々だ。
「いらっしゃいませ! サンドイッチ、ひとつ三〇〇レグになります。おいくつ必要ですか?」
「ここはサンドイッチのお店だったのかい。そうだね、四つお願いするよ」
「ありがとうございます、四つで一二〇〇レグになります!」
「はいよ」
アリアたちの分もお土産にしたいので、四つのサンドイッチを購入する。
店員の女の子は終始笑顔を絶やすことなく、とても愛想がいい。しっかり教育されていることがわかり、確かにこれだけでも女の子目当てに一定の人気は出そうだ。
エマは品物を受け取って、すぐに中身を確認してみる。
包みから出てきたのは、サンドイッチと言っていたが……見た目は『ハンバーガー』だった。
しかしこの世界には、ハンバーガーなんて存在していない。
「なんだい、これは……」