しあわせ食堂の異世界ご飯4
「サンドイッチじゃないのかい? 屋台の子は、サンドイッチって言ってたけど」
(あ、そうか……この世界にはハンバーガーがないから、パンで挟んだら全部サンドイッチになっちゃうんだ)
サンドイッチという名前で売り出しているお店があるのであれば、アリアがわざわざ『これはハンバーガーです』と言う必要もない。
(喧嘩を売りにいくようなものだもんね)
ぐっと我慢して、ひとまず勘違いでしたということにしておく。
カミルもエマのところにやってきて、話題のサンドイッチを見る。
「つまり、この屋台に客が取られてた……ってことか?」
「そうだよ。大勢の人が並んでいたし、通りではこれを持ってる人も多かったよ。値段も三〇〇レグとお手頃だったしね」
「小腹が空いたときによさそうだなぁ」
カミルはサンドイッチにかぶりつくと、「うめぇ!」と目を見開いた。
「肉のタレがいいな、これ」
その様子を見て、アリアもかぶりついてみる。
「あ、生姜が効いていて美味しい」
濃厚な生姜焼きと言ったらいいかもしれない。お肉は少し厚めに切られていて、噛みごたえがしっかりしている。
(あ、そうか……この世界にはハンバーガーがないから、パンで挟んだら全部サンドイッチになっちゃうんだ)
サンドイッチという名前で売り出しているお店があるのであれば、アリアがわざわざ『これはハンバーガーです』と言う必要もない。
(喧嘩を売りにいくようなものだもんね)
ぐっと我慢して、ひとまず勘違いでしたということにしておく。
カミルもエマのところにやってきて、話題のサンドイッチを見る。
「つまり、この屋台に客が取られてた……ってことか?」
「そうだよ。大勢の人が並んでいたし、通りではこれを持ってる人も多かったよ。値段も三〇〇レグとお手頃だったしね」
「小腹が空いたときによさそうだなぁ」
カミルはサンドイッチにかぶりつくと、「うめぇ!」と目を見開いた。
「肉のタレがいいな、これ」
その様子を見て、アリアもかぶりついてみる。
「あ、生姜が効いていて美味しい」
濃厚な生姜焼きと言ったらいいかもしれない。お肉は少し厚めに切られていて、噛みごたえがしっかりしている。