しあわせ食堂の異世界ご飯4
「いいね、それ! あ、でも……包むための紙を用意してないや」
これでは、食べ歩きができない。
使用する紙だって、普通のペラぺラしたものでは駄目だ。油をしっかり吸い取って、手につかないようにしなければいけない。
残念ながら、すぐ準備できる代物ではないのだ。
「紙かぁ……市場に行けば、いろんな種類が置いてあると思う。それか、近所の雑貨屋にでも行ってみるか?」
そこならたぶん、紙も何種類か取り扱っていたはずだとカミルは言う。
「まだ揚げ始めてないし、いったん火を消して行ってみようかな」
「ああ! 店主のじいさんは、よくうちに飯を食いにきてくれてるんだ」
「常連さんのお店なんだね。なら、しっかりご挨拶しないとだ」
アリアはエプロンを外して、紙を買いに行くことにした。
***
「わあ、すごい! 近所にこんなお店があったなんて、知らなかった!」
「本当ですね。エストレーラにはこういったお店があまりなかったから、見てるだけでも楽しいです!」
雑貨屋にやってきて、盛り上がりを見せているのはアリアとシャルルだ。
これでは、食べ歩きができない。
使用する紙だって、普通のペラぺラしたものでは駄目だ。油をしっかり吸い取って、手につかないようにしなければいけない。
残念ながら、すぐ準備できる代物ではないのだ。
「紙かぁ……市場に行けば、いろんな種類が置いてあると思う。それか、近所の雑貨屋にでも行ってみるか?」
そこならたぶん、紙も何種類か取り扱っていたはずだとカミルは言う。
「まだ揚げ始めてないし、いったん火を消して行ってみようかな」
「ああ! 店主のじいさんは、よくうちに飯を食いにきてくれてるんだ」
「常連さんのお店なんだね。なら、しっかりご挨拶しないとだ」
アリアはエプロンを外して、紙を買いに行くことにした。
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「わあ、すごい! 近所にこんなお店があったなんて、知らなかった!」
「本当ですね。エストレーラにはこういったお店があまりなかったから、見てるだけでも楽しいです!」
雑貨屋にやってきて、盛り上がりを見せているのはアリアとシャルルだ。