しあわせ食堂の異世界ご飯5
「シャルルにはいつもお世話になってるから、そのお礼かな?」
「なるほど。確かに、シャルルはいつもいろいろ手伝ってくれるもんな。体力だって、俺よりあるもんな……」
いいと思うと言葉を続けたカミルだが、最後はちょっと声が小さくなる。
毎日重い食材を運んだりしていたため、体力には自信があったのだが……自分より背が低く可愛いシャルルのほうが体力や力があることに悔しさがあるのだ。
(シャルルは本職が騎士だから、それで当たり前なんだけどね……)
その事実を教えてあげればカミルの気持ちも軽くなるとは思うけれど、実は騎士で侍女なんです!とは、口が裂けても言えないだろう。
話題の中心のシャルルはといえば、そんなことはまったく気にせずもりもりと海老フライを食べている。
気づけば、もう作った数の半分が消費されているじゃありませんか。
「「すごい食べっぷり……」」
思わず、アリアとカミルの声が重なってしまう。
「シャルルの海老フライを取ったりはしないから、もっとゆっくり食えよ」
「なるほど。確かに、シャルルはいつもいろいろ手伝ってくれるもんな。体力だって、俺よりあるもんな……」
いいと思うと言葉を続けたカミルだが、最後はちょっと声が小さくなる。
毎日重い食材を運んだりしていたため、体力には自信があったのだが……自分より背が低く可愛いシャルルのほうが体力や力があることに悔しさがあるのだ。
(シャルルは本職が騎士だから、それで当たり前なんだけどね……)
その事実を教えてあげればカミルの気持ちも軽くなるとは思うけれど、実は騎士で侍女なんです!とは、口が裂けても言えないだろう。
話題の中心のシャルルはといえば、そんなことはまったく気にせずもりもりと海老フライを食べている。
気づけば、もう作った数の半分が消費されているじゃありませんか。
「「すごい食べっぷり……」」
思わず、アリアとカミルの声が重なってしまう。
「シャルルの海老フライを取ったりはしないから、もっとゆっくり食えよ」