しあわせ食堂の異世界ご飯5
それから給食の時間になり、当番の子供たちが昼食を取りに厨房へやってきた。
「なんだこれ、おもしれー!」
「すごくいい匂い! 早く食べたい!」
みんなが喜び、ひとり一枚食べられるということにはしゃぎながらお好み焼きを持って自分たちの教室へ戻っていった。
急遽カレーからの変更だったので心配だったけれど、特に不満の声はなかったので安心する。
そしてタイミングよく、納品のなかった商品を確認しに行ったノーマンが帰ってきた。しかも、野菜を頼んでいた商人と一緒だ。
馬車の御者席にふたりで座って、大きく手を振っている。
「ただいま戻りました、アリアさん!」
「ノーマンさん、おかえりなさい。無事だったみたいですね、よかった」
馬車から降りた商人が、急いでアリアの下へやってきて頭を下げた。
「すみません、馬車の車輪が外れてしまって……馬車を置いてその場を離れるわけにもいかず、連絡にも行けませんでした」
「そうだったんですね」
様子を見に向かったノーマンが道の途中で商人の馬車を見つけ、一緒に車輪を直して学園まで来ることができたのだという。
「なんだこれ、おもしれー!」
「すごくいい匂い! 早く食べたい!」
みんなが喜び、ひとり一枚食べられるということにはしゃぎながらお好み焼きを持って自分たちの教室へ戻っていった。
急遽カレーからの変更だったので心配だったけれど、特に不満の声はなかったので安心する。
そしてタイミングよく、納品のなかった商品を確認しに行ったノーマンが帰ってきた。しかも、野菜を頼んでいた商人と一緒だ。
馬車の御者席にふたりで座って、大きく手を振っている。
「ただいま戻りました、アリアさん!」
「ノーマンさん、おかえりなさい。無事だったみたいですね、よかった」
馬車から降りた商人が、急いでアリアの下へやってきて頭を下げた。
「すみません、馬車の車輪が外れてしまって……馬車を置いてその場を離れるわけにもいかず、連絡にも行けませんでした」
「そうだったんですね」
様子を見に向かったノーマンが道の途中で商人の馬車を見つけ、一緒に車輪を直して学園まで来ることができたのだという。