クールな幼馴染みと同居
部活が終わって家に着いたのは夜。
電気付いてるわりには静かだなって思ってたら、ソファで美羽が寝てる。
こんな所で寝てたら風邪引くだろうが、ばか。
美羽の寝顔を見てたら、梶センパイの言葉を思い出した。
"自由に恋愛出来んの今のうちのだぞ"
そうだよな。
今はこうして一緒にいる美羽。
海外に行かなくて済んだといえ、ずっとこのままの関係なら。
いつか、いつか美羽か俺か一人暮らしし始めて離れ離れになれば何かが起こらない限り会わないだろうな。
一人暮らししなくても仕事とかで忙しくなって恋愛してる所じゃなくなれば………。
この時、この瞬間。
俺に与えた最後のチャンスだと思え。