我妻教育3
*.*.*.6.月曜日
*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*
有休取った月曜日の朝。
あたしは一人で電車に揺られていた。
都心を離れ、どんどん田舎の風景になっていく。
風が強い。台風が近づいてきている。
台風の進路予報を見ると、この辺は直撃しないし、接近するのは深夜から明け方にかけて。
それまでに帰れば大丈夫だろうと出かけた。
ついてないなぁ、せっかくの休みなのに…。
雨が降っていないだけマシかな。
いくつかの山を越えていく。
田園が広がる。のどかだな~。
山間の田園広がる名水の里。
電車を降りて、しばらく歩くと、江戸時代に城下町として栄えた風情ある町並みが現れた。
酒蔵が数件ある、酒造りで栄えた町だ。
町並み、歩くだけでも雰囲気あっていいし、何件かの酒蔵巡りするのも楽しそうだな。
あたしの目的地は、ここ。
福珠宗(フクジュソウ)酒蔵。
茶色の大きな杉玉を軒先に吊るされている。
創業200年以上の老舗の酒蔵だ。
お祖父ちゃんの家系が、代々この福珠宗酒蔵を営んでいる。
「こんにちは~」
「姉さま!お久しぶりです!」
すぐに勇が出迎えてくれた。
「未礼!!待っていたよ!来てくれてありがとう!」
酒蔵のハッピを着た義父も出てくる。
会うのは半年ぶりぐらいかな。
有休取った月曜日の朝。
あたしは一人で電車に揺られていた。
都心を離れ、どんどん田舎の風景になっていく。
風が強い。台風が近づいてきている。
台風の進路予報を見ると、この辺は直撃しないし、接近するのは深夜から明け方にかけて。
それまでに帰れば大丈夫だろうと出かけた。
ついてないなぁ、せっかくの休みなのに…。
雨が降っていないだけマシかな。
いくつかの山を越えていく。
田園が広がる。のどかだな~。
山間の田園広がる名水の里。
電車を降りて、しばらく歩くと、江戸時代に城下町として栄えた風情ある町並みが現れた。
酒蔵が数件ある、酒造りで栄えた町だ。
町並み、歩くだけでも雰囲気あっていいし、何件かの酒蔵巡りするのも楽しそうだな。
あたしの目的地は、ここ。
福珠宗(フクジュソウ)酒蔵。
茶色の大きな杉玉を軒先に吊るされている。
創業200年以上の老舗の酒蔵だ。
お祖父ちゃんの家系が、代々この福珠宗酒蔵を営んでいる。
「こんにちは~」
「姉さま!お久しぶりです!」
すぐに勇が出迎えてくれた。
「未礼!!待っていたよ!来てくれてありがとう!」
酒蔵のハッピを着た義父も出てくる。
会うのは半年ぶりぐらいかな。