アラサーですが異世界で婚活はじめます
21-1 伯爵家の御曹司
プラチナブロンドの女性が歩くたびに細いプリーツの入った裾の長いスカートがユラユラと揺れる。
金色の輪状の髪飾りが陽の光を受けてキラリと光った。
「この神殿の巫女だ……めったに人前には姿を見せないらしい」
リオネルは小声で美鈴にそう言うと、神妙な表情で作り、膝を曲げて軽く礼をした。
美鈴もリオネルに倣って腰を落として礼をする。
真っ白な肌に金色の睫毛。
薄い澄み切ったグリーンのヒスイの玉のような瞳。
まだ10代後半といった年頃だろうか。小柄な巫女はゆっくりと二人の方に近づいてくる。
リオネルと美鈴の前を通り過ぎようとしたその時、巫女がふと足を停めて美鈴の方を見た。
「……もし、そこの女人」
金色の輪状の髪飾りが陽の光を受けてキラリと光った。
「この神殿の巫女だ……めったに人前には姿を見せないらしい」
リオネルは小声で美鈴にそう言うと、神妙な表情で作り、膝を曲げて軽く礼をした。
美鈴もリオネルに倣って腰を落として礼をする。
真っ白な肌に金色の睫毛。
薄い澄み切ったグリーンのヒスイの玉のような瞳。
まだ10代後半といった年頃だろうか。小柄な巫女はゆっくりと二人の方に近づいてくる。
リオネルと美鈴の前を通り過ぎようとしたその時、巫女がふと足を停めて美鈴の方を見た。
「……もし、そこの女人」