私が朝 泣いた理由
私は断りきれずに先輩の部屋に入った。



私と同じ間取り



でも、シンプルでキレイに片付いてた。



何だか落ち着く。



「先輩、打ち上げとかなかったんですか?」



「あったんだけど、面倒臭くなって熱出たつって抜けて来ちゃった」



テーブルにお茶が置かれた。



しっかりしてるな~この人。



緊張してカップに口をつけられない。



「実は今日何にも食ってないんだよね~」


「これも食べてください!私お腹いっぱいなんで!」


「ホント?ありがとー!」



そう言うと先輩は丼を食べるようにたこ焼きを食べた。




あれ?



私緊張してない。



いつもの私なら早くこの場から出ようとしてるのに…




何だろ…





今日初めて会ったのに





そんな気がしない。





何?





このふわふわした感じ…


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