私が朝 泣いた理由
輝は今日あった事をいっぱい話してくれた。





ホントに隠し事しないんだよね。





私のこと信頼してくれてて、愛してくれてるんだなって安心できる。






「あ〜おいしかった!また作ってね」



「うん!忙しい時はいつでも言ってね」



「ありがとう。なぁ…カオル?」



「ん?」



「こっちおいで…」





たまに急に甘えん坊になるんだよね。





私が輝の足の間に背を向けて座るとギュッと抱きしめてきた。





腕の圧迫感と伝わって来る安心感がたまらなく心地好い。





輝は今どんな顔してるんだろ…。





振り向くと予想通りとろけそうな笑顔。





その笑顔は私を笑顔にしてくれる。





どちらからともなくキスをして…





甘ぁい夜が始まるんだ。




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