私が朝 泣いた理由
2003年11月
キャンパスは文化祭で集まる人でにぎわっていた。
寒空の下は人の熱気で冬ってことを一瞬忘れさせた。
「カオル、今度何買う?」
「えーまだ買うの?もうお腹いっぱいなんだけど…」
友達の佐倉 優香
大食いな訳ではないけど、お気に入りの先輩の出店に全部顔を出してその都度食べ物を買った。
若干呆れながらも私もそれに付き合った。
優香が笑顔を見せる先輩はタイプが一致しない。
優香はその度に話し方や接し方を変えていた。
凄いなぁ…私には真似できない
優香と高校が一緒だった子が
『あの子に落ちない男はいない』
とか言ってたっけ…。
羨ましいような
羨ましくないような…
「カオル!後一個だけ!お願い!!」
「はいはい。後一個だけねー」
そう言うと優香は駆出した。
「待ってよ~。横っ腹いたいょ…」
優香ワガママなとこあるけど、憎めない。
女が見てもヨシヨシってしたくなる可愛い子だ。
キャンパスは文化祭で集まる人でにぎわっていた。
寒空の下は人の熱気で冬ってことを一瞬忘れさせた。
「カオル、今度何買う?」
「えーまだ買うの?もうお腹いっぱいなんだけど…」
友達の佐倉 優香
大食いな訳ではないけど、お気に入りの先輩の出店に全部顔を出してその都度食べ物を買った。
若干呆れながらも私もそれに付き合った。
優香が笑顔を見せる先輩はタイプが一致しない。
優香はその度に話し方や接し方を変えていた。
凄いなぁ…私には真似できない
優香と高校が一緒だった子が
『あの子に落ちない男はいない』
とか言ってたっけ…。
羨ましいような
羨ましくないような…
「カオル!後一個だけ!お願い!!」
「はいはい。後一個だけねー」
そう言うと優香は駆出した。
「待ってよ~。横っ腹いたいょ…」
優香ワガママなとこあるけど、憎めない。
女が見てもヨシヨシってしたくなる可愛い子だ。