私が朝 泣いた理由
その時だった。



「あれ~?優香ちゃんの友達じゃない?」



私はとっさに涙を拭った。



「あ、先輩!」



「こんなとこで何してんの?あ、もしかして俺のファンにでもなった?」


少しうつむく私を除き混んで言った。



「いえ、部屋ここなんです」


「マヂで?!この階?」

「ここです」



私は後ろを指差した。



「うそーー!隣りぢゃん!」



先輩も指をさした。



「全然知らなかった~ここ空き部屋かと思ってた」



「ゴメンなさい。挨拶するタイミング無くしちゃって…」



あっちゃ~!普通にオジサンとかが住んでるとおもってた…。



私は申し訳無くなって頭をさげた。



「あ、たこ焼き。まだ食べてなかったの?一緒に食べようよ!」



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