5時からはじまる甘い罠。
廉くんが紹介してくれて、こんな風に廉くんのお友達と仲良くなれて、わたしはすごく嬉しかった。
こうして廉くんがいなくても楽しくおしゃべりできる。
彼らは廉くんと同じで、思ったことはハッキリとキツいくらいに口にするけど、実際いろんなことをよく見ているし優しい人たちだ。
その彼らに、何か悩みとかないの、と軽いノリで言われて、
わたしは少し考えてから、
「廉くんに飽きられないか不安なの。……すこしだけ」
と言ってみた。
その結果、
ばか、とまた言われてしまった上に、よく分からないけどとても笑われている……。