妖狐の瞳に恋をした
翌日、学校の授業が終わり萌と出入り口に向うと、学校の前の道に

翡翠の車が止まっていた。

「瑠璃、こっちだ」

「あ、萌また明日、じゃあね!」

「エッ!ちょっと、何あれ!もう、明日聞くからね!」

「うん!」

驚いている萌に手を振り、翡翠の車の助手席に乗った。

きっと明日は萌に根ほり葉ほり聞かれそうだ。

かえって説明するきっかけが出来て良かったかもしれない。

車を駐車場に置き、手を繋いでデュパンに入った。

「マスター、おはようございます!」

「おはよう、るーちゃん」

「今日はマスターに紹介したい人がいるの!」

翡翠を隣に立たせてマスターと向かい合う。

ん!私達3人の動きが止まった・・・。

マスターの頭の上に角が2本見える・・・。マスターも私と翡翠を

見て、目を見開いている。
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