妖狐の瞳に恋をした
次の日、学校に行くと案の定、萌に直ぐ掴まった。

「瑠璃、昨日のイケメンは何!」

「えっと~、彼・・です。」

「ハ~、いつから付き合ってるの?全然知らなかったんだけど・・」

「知らせるのが遅くなってゴメンね。

 話そうとは思ってたんだけど・・・ついつい?」

「もう、詳しく話しなさい!」

それから翡翠の事を聞かれた。

私は、社会人で自分より6歳上の25歳、デュパンのお客さんとして

知り合って、一週間前から付き合っているとこたえた。

まさか、妖狐ですなんて言えないもん。

萌は社会人の彼かぁ~、なんか大人の魅力があっていいよねなんて

言っていた。

とりあえず、萌に翡翠の存在を話せて良かった。

< 119 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop