妖狐の瞳に恋をした
夢現(ユメウツツ)の中、生暖かいものを頬に感じて目を覚ました

「な、何!?」

翡翠が私の頬をペロペロと舐めていた。

「もう~!お腹空いたの?ちょっと待ってね」

「キャン!」

昨日と同じように牛乳とねこまんまを皿に用意し出してあげる

美味しそうに食べる翡翠に私の顔も自然と綻んでいた

「翡翠、今日は私、学校とバイトがあって帰りは20:00過ぎに

 なるの。遅くなるけど大丈夫かな。

 お菓子ここに置いておくね。

 お利口にしてるんだよ。」

「ク~ン」

そう言って翡翠の頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めていた。
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