妖狐の瞳に恋をした
「じゃあ、1時間休憩に入って」

「はい!」

控室にいくと若葉さんがお弁当を食べていた。

「若葉さん、どうでした?」

「もう、クタクタよ!なんで私が食べさせて文句いわれなきゃ

 いけないわけ!ムカつく!」

「エッ!文句言われたんですか?」

「そうよ、ちゃんと食べさせろって言うのよ!」

「そうなんですか・・・」

ん~、若葉さんって思っていたよりキツイ人なのかなぁ

「あ~、早く帰りたい!」

「午後は入浴介助ですね。なんとか、頑張りましょう」

「笠井さんって、なんかイイ子ちゃんよね。

 その頑張りましょうとかって、ウザいんだけど」

「あ、すいません・・」

棘のある言い方に、思わず委縮してしまう

俯いていると控室のドアが開き職員の人の声が掛かった

「休憩は終わりね、午後の実習に入りますよ」

「は、はい」

お弁当を片付け後に続いた。
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