これからもずっと君のとなりに。
「だって、梨那ちゃんにメールが来るって分かったところで、防ぎようがないでしょ?それに、そんなメールが来たところで梨那ちゃんが私達に素直に言ってくれるとは思えないし。」
「なるほどな、確かにそうかも。それに、梨那は僕たちにバレないように、一人でなんとかしようとするはず。だけど、家に住む人数が増えれば、一人で行動しにくくなるってわけか…」
真琴ちゃんの言葉を受け取った美里ちゃんもふむふむと頷く。
「…まあ、何もしないよりもマシだな。」
僕もそう思う、けど…
仕事の関係上、今から僕がここに住むのはきついんだよな…
警察庁からかなり遠ざかるし、生活リズムが不規則だからなぁ…
梨那のそばにいたいのは山々なんだけど…
「秀も享も眉間にしわが寄ってる。まあ、あんたらは仕方ないんじゃない。仕事が仕事だし。」