これからもずっと君のとなりに。

警視庁に勤めている他のメンバーはここに住むのは少々不便だと思うんだよな…


「大丈夫だよ、本人達が梨那ちゃんと一緒に住みたいって言ってるんだから、梨那ちゃんは気にすることないよ。」


うーん…理由は本当にそれだけ?

何かが引っかかる。


だって、みんなとあまり会えない生活は、今に始まったことじゃない。


それに、会えなくても割と頻繁にラインや電話をしていたし、みんなで集まった時は必ずみんなお泊まりしてくれていた。


仕事が忙しくてあんまり梨那と会えないから寂しいって、いっくんとかは言ってたことはあるけど、一緒に住もう、なんて話にはなったことがない。


…………………まさか。


「ねぇ、綾乃ちゃん。みんながここに住むのっていつくらいまでとかある?」


私は声が震えないように慎重に声を発する。
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