これからもずっと君のとなりに。

「…あ、ありがとう。それよりも優斗くんって何かスポーツが得意だったりする?」

「俺の得意なスポーツ?」


いきなり全然違う話題を振られた優斗くんは怪訝そうな表情だ。


「う、うん…。優斗くんってなんか運動得意そうに見えるから。」


すると優斗くんはぷはっと吹き出した。


「運動得意そうってなんだそれ…。まあ確かに運動はそこそこ出来るけど、体育はいつも手ぇ抜いてるな。」

「そこそこって、絶対優斗くん運動神経抜群でしょ。なんならバスケとか出来そう。」


私の言葉に、優斗くんは驚いたような顔になった。


「…お前って変なところで鋭いな。確かに俺、球技の中ではバスケは得意な方だよ。」


…変なところって。


それよりも、バスケをやってる優斗くんか。

…ちょっと見てみたいかも。
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