これからもずっと君のとなりに。
「優斗くん、私優斗くんがバスケやってるとこちょっと見てみたいなぁ、なんて。絶対カッコいいだろうな…。ダメかな?」
小首を傾げて優斗くんをじっと見つめる。
身長差は約30センチもあるから、座っていても優斗くんを見上げるような形になってしまうのは仕方のないことで。
しかしとうの優斗くんは、何に驚いたのか間抜け面で固まってしまっている。
私はそれをいいことに、優斗くんのほっぺをツンツンと触ってみる。
わあ、お肌すべすべだ!
女の私より肌綺麗なんじゃない?
「…おい、梨那。さっきのと今の絶対他のやつにするんじゃねーぞ。」
さっきのと今の…?
っていうか優斗くん、なんか不機嫌…?
「さっきのと今のっていうのは分からないけど、私の中で優斗くんは特別みたいだから、その優斗くんが言うさっきのも今のも、多分優斗くん限定だよ。」