これからもずっと君のとなりに。

「え、うん。なんか茉依達に言われたのか知らないけど、男の子は茉依達が怖いみたいで、あんまり近づいて来ないよ。私としてはできれば必要以上に人と関わりたくないから助かったけど。」


「…そっか。ならいいけど。ほんと、可愛すぎて逆にマジで不安なんだよな…」


優斗くんの小さな呟きは、私に届くことはなかった……




「…ねぇ、優斗くん。」


私は優斗くんの腕の中に収まったまま、優斗くんの服の袖口をくいくいと引っ張って呼びかけた。


「ん?」

「あのさ、さっきの必要以上に優斗くん以外の男の子と話さないって約束するから、今度優斗くんがバスケやってるとこ見たい。」


すると、優斗くんはクスクスとおかしそうに笑って言った。


「そんなに俺がバスケやってるとこ見てみたいの?」
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