これからもずっと君のとなりに。
「う、うん…//」
なんか自分で言っておきながら少し恥ずかしくなって、優斗くんの胸に顔を埋めた。
「…//分かったよ、梨那の頼みとあらば。ただし、さっき言ったこと約束な?」
優斗くんは、私の頭に手をポンと乗せる。
「ありがとう、優斗くん!」
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「…というわけなんです。」
次の日の朝。
優斗くんは茉依達の中の誰かにバスケの審判役を頼みに来ていた。
だけど、優斗くんはちゃんと事の次第を説明するどころか、完結に一言。
“縄倉達三人のうち誰か、今日の昼休みにバスケの審判やれ”
案の定、茉依達は優斗くんのいきなりの発言に、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた。
だから、私が優斗くんの代わりに昨日の昼休みの出来事を話したわけで。