これからもずっと君のとなりに。

もちろん、下駄箱のところだと騒ぎになっちゃっうからあき教室に移動してからだけどね。


「ふ〜ん、なるほどねぇ。別にやってもいいけど、あんた誰とやるの?」


凜ちゃん正論。

そういえば私も聞いてなかった。


「涼太。こいつもまあまあバスケ得意だから、勝負しようと思って。」


優斗くんはそう言って隣にいる涼太くんを指した。


「へぇ。分かった、私やる。で、始めの時間は?」

「昼休み始まってすぐ体育館集合。お腹空くかもだけどわりぃ。」

「そんなの別にいい。私はそこにいるやつみたいに食いしん坊じゃないから。」


凜ちゃんはそう言って、涼太くんにあからさまに冷ややかな視線を送る。


凜ちゃんのその言葉に、優斗くんは笑いを堪えようとして失敗しているし、茉依とまなは隣でクスクス笑っている。
< 145 / 359 >

この作品をシェア

pagetop